今日はM2のゼミで、Neubergerの論文(hep-lat/9801031)を読みました。
4ページくらいの短い論文で、それ以前の論文で構成していたoverlap演算子がGinsparg-Wilson関係式を満たすということを示したものです。
これはすごく短いんですが、Neubergerの強気な性格や当時の競争の様子が言葉の端々から読み取れて、いろんな意味で面白かったです

普通、単名の論文でも「I」ではなく「We」を使うものらしいんですが、この論文では終止「I」で書かれていたし、
同時期にHasenfratzらにより別の方法でGinsparg-Wilson関係式を満たす演算子が導出されていることについても、彼独特の強気な言い回しとイヤミがたっぷり書かれていました。
いろんな人の同様の研究に関する論文がほぼ同時にarXivに出されていたりして、この時期のこの研究の競争の激しさが見てわかります

人より早く論文出すために、たとえ短い論文になっても、ちゃんとした主張があれば急いで出さなきゃ負けちゃうような争いだったんでしょうね...

改めて、この業界の厳しさを感じました

どれだけ重要な主張を、どれだけ早く発表できるか??
研究者にのしかかる永遠のプレッシャーですね(_ _;)q