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数日前にガンで亡くなった友達のことを書きましたが、
今日はその友達とは別の友達のことを書こうと思います。
その子もまた、私が学部4年のときに亡くなりました。

彼は、違う学科で、教職の科目でよくいっしょになった男の子です。
友達というほど親しくはなかったけれど、実験で同じ班になったりして、それなりに話をしました。
とてもおおらかで、優しそうで、人の良い好青年でした。
ずっとつきあっている彼女がいて、いつもいっしょに授業を受けていたのを覚えています。

ある日、学内で飛び降り自殺した人がいるという噂を聞きました。
自分にはあまり関係のない人だと思い込んでいました。
しばらくして、それが彼だということを聞きました。
ショックでした。

ちょうどその日、教職関係の集まりがあり、みんなで少し話したりしていたんです。
そこに彼もいて、全然変わった様子も見受けられなかったのに...。
それから夜までの間に彼に何があったのだろう??
 
8階の男子トイレの窓の前に、靴とメガネと携帯が置かれていたそうです。
お線香をあげに現場にいったら、血の跡が少し残っていました。

「こんなに骨が太かったんですよ」
彼のご両親が話していたそうです。
とても健康だったのに...。
確かに、ご両親にとってみたら耐えられないんでしょう。

彼がどうして死を選んだのか、詳しい事情は知りません。
いろんな話を聞きましたが、どれが本当なのかはわかりません。
彼女と揃って、院への進学も決まっていたのに。

長くつきあっている彼氏が自殺するなんて、彼女はどれだけ辛かったか...。
彼への想い、自分自身への後悔、周囲の視線、いろんなものを感じながら修士の2年間を、彼が命を落とした建物の中で過ごしていたんでしょうね。

たまに見かけたとき、1人でいる姿がすごく切なかったです。
いつも隣には彼がいたのに。


うちの研究室が移る建物は、ちょうどその建物の向かい側にあります。
私が入る部屋からは、彼が息絶えた現場が真正面に見えます。
机の配置を決めるとき、あえて窓側を避けました。
まだ、ちょっとツラいから。


今度、お線香をあげに行こうと思います。
私にはまだ、忘れることができない出来事です。


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