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昨日、たまたま『ニュース23』を見ていたら、特集で、以前このブログにも書いたことのある藤田憲一さんのことをやっていました。
藤田さんが亡くなったことは彼のブログを見て知ったので、亡くなる直前の彼の映像は初めて見ました。 かなりショックでした。
そのときは主に、「余命1年以内」という宣告を受けた後の、彼の生活を特集していました。 印象に残ったのは、藤田さんのお母さんがベランダに置いている花の鉢を指して「こんなたった80円くらいの木でも来年までは生きられる。なのに、人間が来年までいきられないんです...」と言われてたこと。 それと、ガンが悪化して、医師から「抗がん剤治療を止め、緩和ケアを考えたほうが...」と勧められた藤田さんの表情です。
緩和ケアとは、苦しい抗がん剤治療を中止して体力を温存し、苦しみを和らげながら死を迎えるようにする治療です。 つまり、「ガンで死ぬ」という事実を受け止め、いかに安らかにいかに生を長びかせることができるか?に努めるということ。 苦しみに耐えながらも抗がん剤治療をするということは、患者にとってはすごくわずかでも「死なない」という可能性にかけることができるんですよね。 その希望を持つことで、いろんな辛さを乗り越えることが出来るんだと思うんです。 緩和ケアを選択するということは、その希望を絶つということ。 「自分の人生の未来を絶つ」というのは想像を絶する苦しさだと思います。
最近、子供の自殺の報道が多いですが、生きたくても生きれない人がいるというのは、みんなに知っていてほしいですね。 自分の人生が終わる宣告をされるのが、どんなものか? 生きたくても生きたくても、だんだん動けなくなって、目も見えなくなってきて、起き上がることもできなくなるのはどんなものか? 苦しさから、大好きな家族にあたってしまい、それを後悔する気持ちとはどんなものか?
私は、藤田さんの生き方にこうして出会うことができたのを幸せだと思います。 そして、それは彼が、自分のことを人に伝えようとした努力のおかげ。 ごくごく短い余生をかけて、彼は最後の事業計画を成功させたんです。 本当に、すばらしい人物だと思います。 1人でも多くの人に、藤田さんの思いが伝わるように祈ってます。
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